一緒に考える時間の大切さ

お客様と一緒に取り組むワークショップでは、どんな手法を使うにしても、できるだけ関係者全員で一緒に考える時間をとってもらうようにしています。

集まった人たちの貴重なお時間をいただいているわけなので、できるだけ短時間で成果が出るように…とは常々思っているのですが、近頃こんなことが続きました。

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お話できる時間が限られていたので、クラウドなりブランチなりを相手の方のメール等の文面をもとに「あらかじめ付箋を書いて用意して」おき、当日はお話しながら「付箋を出して並べていく」という風にしました。
※クラウド/ブランチは、教育のためのTOCの3つの思考ツールの名称です。

すると、ブランチやクラウドの内容自体は相手の方がすでに書かれた内容だというのに「納得感や満足感」みたいなものがとても少ないんです。

・あぁ!そうそう!こういうこと!とか
・あ!そうか!そうすればよかったのか!
という感じにはならないんです…。
※もちろん解決策まで書いていったりはしませんけど。
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問題解決に取り組む時、よくいう「頭の回転が早い人」から見れば「答えを早く見つける事」が大切かもしれないのですが、「頭の回転が早い人の考えていることがさっぱりわからない人」からすれば、そもそも「その答えにたどり着くまでの過程さえ、よくわからない!」こともしばしば…。

その状況が続けば、せっかくの「頭の回転が早い人」の能力は、いつまでたっても「その人一人の能力」でしかありません。

もし、「頭の回転が早い人」と「頭の回転が早い人の考えていることがさっぱりわからない人」が一緒に考える時間持ち、「共通のものさし」を使いながら「考える過程」を学ぶことができれば、「頭の回転が早い人」の能力を「みんなで共有し活かすことができる」と思いませんか?

と、いうことで
ただ単に時間を短くしようとして、「一緒に考える」ことで得られる
・相手を知ること
・自分でちゃんと考えること
といった大きなメリットを捨ててしまってはいけないなぁ~
という事を学んだのでした。